今年も人形の皇徳のラインナップに新しい仲間が初登場しました。
五月に美しく咲く「菖蒲」の花、そして春を感じる風景であり、山梨県の県鳥である「ウグイスと梅の花」をあしらい、また山梨を代表する県花である「フジサクラ」、特産物の「ブドウ」と「モモ」を鮮やかにあしらいました。
また、富士山の山頂から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」が湖面に反射する「ダブルダイヤモンド富士」は山梨からしか見えない奇跡的な風景を描いております。
武田信玄公と上杉謙信公との間で領民の豊かなる生活と領土を守ろうと戦いが繰り広げられた名将達の物語。
背中には川中島にて両雄が対峙した物語を絵巻物のように描きました。
左袖には、軍配をも大きく構える武田信玄公、右袖には、颯爽と馬を乗りこなす上杉謙信をあしらい、まさに合い交える瞬間を表現しております。
強く、たくましく育ってほしいという願いと共に贈る五月人形。
石川潤平が手掛ける木目込五月人形に手描きで彩色をいたしました。
清らかな川に訪れる“川の宝石”といわれる美しいカワセミと、田んぼや沼地に生息する植物で強靭な生命力から子孫繁栄の象徴でもある沢瀉(おもだか)、冬の間でも青々と成長する竹林をあしらい、小さな頃から自然や動物、草花を大事にする心を育んでほしいという願いをこめて描きました。
自然を身近に感じてもらいたいという思いと、大変に縁起の良い風景を吉祥の金雲を漂わせお子様とご家族の幸せをも願っております。
伝統的な素材の胡粉を筆で高く盛上げ、乾いたら漆を塗ります。
漆が乾ききらない絶妙のタイミングで純金箔を載せます。
最後に絵具で彩色して完成します。
石川潤平の一番大きなおぼこ大将です。すべての人の満足を目指して製作しています。
竜門と呼ばれる滝を登った鯉だけが竜になれるという、「鯉の滝のぼり」。
お子様の立身出世を願ってお飾りして下さい。
優雅で美しい蝶は卵から幼虫、蛹から成虫となり、美しく舞い飛ぶ様から「変化と喜び」を象徴するとされ、おめでたいものとして愛されてきました。
また牡丹は優れた漢方薬の材料として古くから重宝され、気品があり、豪華絢爛に花を咲かせることから、花々の王と呼ばれ、富をもたらす縁起のいい花として尊ばれています。
わが子をこの上なく可愛がり、大切に育てる様を表した「蝶よ牡丹よ」という言葉になぞらえて、お子様の喜びと幸せを願う思いを華やかに表現した作品です。
金色金物は三層メッキ24純金鍍金で耐久性に優れています。
革どころは、鹿革の本印傳を使用しました。
造形、バランスなどをデッサンに基づき美術工芸的に製作しました。(正面から見ると三角形、上から見ると円)
芸術性豊かな作品を飾ることは、色彩感覚や優れた技術、洗練された「余白の美」を体感して美しいものを美しいと感じる心を育みます。
菊の模様の中に獅子の顔が隠れている金物に、右に武田信玄、左に上杉謙信を描き、物語を絵巻物のように表現致しました。
諏訪大明神より授けられたと伝わる秘宝であり、武田の家を守護するかけがえのない神器と崇められていた兜。
武田信玄が諏訪法性の兜をかぶる時、戦に負けることはなかったとも伝えられる武田信玄のトレードマークと言える兜です。
曙とは、夜明けの空に朝日が昇る数分間の色目です。
闇夜から段々と上に行くほど明るくなる情景で、一日の始まり、時代の始まりを意味し、とても縁起が良い色彩です。
人は皆、純真な心で生を受けます。
毎年、純心無垢な心でお飾りして思いやりや気配りを身に付けてください。
1553年、甲斐国(現在の山梨県)の戦国大名である武田信玄公と越後国(現在の新潟県)の戦国大名である上杉謙信公との間で互いの領土を守ろうという戦いが繰り広げられた名将達の物語。
最大の激戦となった第四次の戦いが千曲川と犀川が合流する三角状の平坦地である川中島(現在の長野県長野市)で行われたことから総称として川中島の合戦と呼ばれ、12余年にも及び5回にもわたる合戦が行われた。
互いに一歩も譲らず引き分けとなった川中島の合戦は日本の歴史に刻まれる名勝負となった。
鎧兜には川中島にて両雄が対峙した物語を絵巻のように描きました。
兜の右の吹き返しには、軍配をもち大きく構える武田信玄、左の吹き返しには、颯爽と馬を乗りこなす上杉謙信をあしらい、まさに合い交える瞬間を表現しております。
赤は生命の源を表す「太陽」の意味です。
最高色とされる赤は神社の鳥居や太鼓橋などで使用され、魔除けやお祝いの色とされています。