今年も人形の皇徳のラインナップに新しい仲間が初登場しました。
日本の代表的な芸術人形 京びな。中でも有職(ゆうそく)びなは古代装束を正確に考証して作られる優雅で格調高い写実芸術です。
雅びの世界を甦らせるひな人形、その四千余りにものぼる全工程はすべて手づくりです。なぜなら、人の手に依る作業が人形のすべてを決めてしまうからです。手が造り、手が結い、手が着せる 人形に魅せられ、人形に魂を与えようとする名工の心技は、そのままおさな子たちへの慈愛と成長の祈願なのです。
京都生まれ。古典京雛づくりの名工、初代大橋弌峰を父にもつ。
元禄元年より脈々と受けつがれてきた京人形の巧み京都鱗形屋九代目、中村太兵衛氏に師事した初代大橋弌峰。京都鱗形屋代々続く伝統の技を托され京人形にこだわり続け、研鑽された技を初代から二代目大橋弌峰へと約百年に亘り伝承され、真価に挑み継がれています。
瑞寶単光章拝受
京都府伝統産業優秀技術者賞受賞
京都市伝統産業技術功労者賞受賞
京人形伝統工芸士
近畿経済産業局長表彰
伝統的工芸品功労者賞受賞
京都府伝統工芸功績功労者賞受賞
節句人形工芸士認定
緻密な至芸に漂う優雅さと上品なたたずまい。有職御雛人形司 京都大橋弌峰、頭師 川瀬猪山、髪付師 井上正幸、手足師 澤野正、 小道具師 工藤史桜。
着物の紋様の柄合わせはもちろんのこと、それぞれの紋様が左右対称に配される様に仕立てています。腕折の時にできる立体的な曲線美。威厳ある美しい姿勢が特徴的です。
小さな頃からふるさとに親しんでもらい、郷土への愛(気持ち)を育んでもらい、お子様が成長した後もお節句を通じて、ふるさとや家族の事を思い出してもらいたいという願いを込めて仕上げた総手描彩色雛。
お人形には山梨を代表する県花である『フジザクラ』、県木の『カエデ』、県鳥の『ウグイス』、そして特産物の『ブドウ』と『モモ』を鮮やかにあしらいました。また、富士山の頂上から朝日が昇る『ダイヤモンド富士』が湖面に反射する『ダブルダイヤモンド富士』は、山梨からしか見えない奇跡的な風景です。
おひなさまを通じてふるさと愛を育んでほしいという願いをもとに、石川潤平の代表的なお人形に山梨の素晴らしいところをふんだんに色彩豊かに総手描彩色した、『石川潤平作 総手描彩色 ふるさと雛』をどうぞお楽しみくださいませ。
石川潤平瑞宝章受章記念に制作。
他の人形にない圧倒的な大きさ袖口の特徴的なフォルムの木目込人形です。
うす墨を重ねて片目で50本以上の筆を入れて瞳を表現する笹目技法は表情に奥行きとやさしさが生まれます。
見る角度で幼い赤ちゃんのように見えたり、老人のようにも見えたりする雛人形。
お子様の成長に合わせて毎年表情が変わるので一生楽しめます。
直衣(のうし)とは、親王の平常服のこと。
ゆったりとした衣装を着てなごんだ表情が毎年楽しめます。
大きな世界を見つめるその瞳は、見る人の心を新しい世界へといざないます。
「そんなに遠くばかり見てないで、一番大切な人を見てね」といった表情で男雛を見つめて寄り添う女雛。
なんと可愛らしいのでしょう。
四季の始まりでもある春。
その春にまつわる自然の花々をたくさん描いた“春の花宴”。
色とりどりの花々は美しく、心を和ませてくれます。
春の訪れを感じさせる“梅”や“さくら”、身近にある“つばき”や“つつじ”、水辺などに見かける“花菖蒲”や“あやめ”など春にまつわる身近な花々を色鮮やかに描きました。
お節句を通してお人形に描かれたたくさんの春の花々をみて語らいながらお子様との絆を深め、また小さい時から自然に興味を持っていただければとの想いで製作致しました。
またそれぞれの花々は細部にまでこだわり、違いがわかるよう「春の花の教科書」としてもお子様に役立つお人形になっております。
素晴らしい自然の風景をいつまでも見ることができるよう自然の大切さを伝え授けていくことは家政教育の一つでもあり、お節句の大事な役割です。
毎年楽しいひな祭りをお迎えくださいませ。
お人形には山梨を代表する県花である「フジサクラ」、
県木の「カエデ」、県鳥の「ウグイス」、そして特産物の「ブドウ」と「モモ」を鮮やかにあしらいました。
また、富士山の頂上から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」が湖面に反射する「ダブルダイヤモンド富士」は、山梨からしか見えない奇跡的な風景です。
小さな頃からふるさとに親しんでもらい、郷土への愛(気持ち)を育んでもらい、お子様が成長した後もお節句を通じて、ふるさとや家族の事を思い出してもらいたいという願いを込めて制作しました。
金彩盛上彩色とは、胡紛(貝がらを焼いて作った白色の顔料)を使い、筆で高く盛上げ漆を塗り金箔をのせます。
姫百合は「純粋」「可憐な愛情」などの意味があります。
お雛様に良く合うやさしい色目の衣装にするため友禅生地に更にオーガンジ生地を重ねました。
二枚重ねて着物を仕立てるので大変手間のかかる職人仕事になります。
衣装を着た時にできる自然のたるみと有職に基づいた色目に特徴があり、殿の着物の紋様柄合わせはもちろんのこと、それぞれの紋様が左右対称に配される様、仕立てています。